見るだけで涼しい、サイダーのある風景

posted by OG on 2010.07.23, under 写真, 日記
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オウジでっす。

幼い頃、シーブリーズとサイダーが同じ材料からできていると思っていた。世の中にはこういうスーっとするものを作る人達がいるんだろうと思っていた。パッケージのカラーパターンも似ているような気がしていたし。

というのも、僕の父がその両方が好きで、お風呂から上がるとシーブリーズを塗って扇風機にあたり、サイダーをグイとやって納涼していたためである。よく考えれば、その頃のオヤジにしては健康的というか、子供のような納涼である。ビールをやりながらタバコ、といったタイプではなかったな。

僕も父の真似をしていたことがよくあった。そしてシーブリーズを塗って扇風機にあたると気持ちいいのである。もちろん扇風機に向かって「お゛え゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ってのをやっていた。

サイダーは不思議な夏の香り。

その香りは、その後の僕の世界観に大きな影響を与えていると思う。

何か近未来的なものや、エッジのきいたデザインを見ると、僕はサイダーの匂いを思い出す。視覚と嗅覚が混じっている感じなので、人間の表現として正しいのかどうか分からないが、そんな気がする。

夏の青い空と、巨大建造物のような入道雲、正午の太陽に照らされたハイコントラストな風景、揺れる木々の緑、セミのループサウンド、扇風機のマジカルボイス、サイダーの泡の弾ける音と不思議な香り、ここから生まれていったイマジネーションが、今の僕の世界を作っているのかもしれない。誰しもそういう、自分が戻りたくなる風景というのを持っているのかもしれないな。

それはすごく素朴で、シンプルで、今でもすぐに帰れる風景だったりするけど、その当時のままを感じることは不思議とできない。ため息のように「懐かしいな」とつぶやくだけだ。

wikipediaに載っているサイダーの画像がカッコよかった。

日本のサイダーの発祥の地は横浜で、1868年、外国人居留地でイギリス人ノースレーが製造販売を開始したのが、日本で最初のサイダーだといわれる。1899年には、横浜扇町の秋本己之助が作った「金線サイダー」が、王冠をつけたサイダーとして本格的に流通し、横浜から日本中へ広まっていった。(wikipediaより抜粋)

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  • moribox

    兄・オウジが物書き、妹・サヤカが絵描きの兄妹のささやかな日常と、創作の日々を綴ります。

    モリオウジ
    カルチャー雑誌から、単行本までの企画・ライティング、編集も少し。やっぱり日本語が好きで、日本語で読んで書いて、というのが主な仕事と人生になる。得意分野は作っていない。面白いこと、というのはジャンルを越えてこそ伝えがいがあると思うから。ある時はグルメ、あるときはアート、あるときは音楽。好きなことは写真とったり散歩したり、料理したりとか。
    ミシマ社京阪神エルマガジン社KANZAN
    ヨコハマ経済新聞で記事を書いたり、お仕事をご一緒したり。

    モリサヤカ(森紗矢佳)
    絵描き。
    2010年 京都造形芸術大学 大学院修士課程修了。
    学内選抜賞・混沌賞受賞
    ART AWARD TOKYO 丸の内 2010 出展
    【今後の予定】 
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