R.I.P 今 敏

posted by OG on 2010.08.28, under 未分類
28:

8月24日、アニメーション監督、今敏が永眠した。

遠出の前日でもあり、ドタバタしていたからかニュースを見るのを忘れていて、旅先でその話を耳にした。

大のアニメ好きである僕にとって、今敏の作品というのはとても印象深いものだった。ファーストコンタクトは『東京ゴッドファーザーズ』。意外と遅い。でもこの作品との出会いがきっかけで、今敏の世界観に魅せられ、あれこれと作品を見続けた。

東京ゴッドファーザーズ』は、ホームレスのオッサン、少女、そしてオカマの3人が雪の降るクリスマスの東京で、赤ん坊を拾い、その母を探しに東京を放浪する、というお話。東京という町に住まう人間の人となり、そこには情と非情、優しさと厳しさが丹念に織り込まれており、そのまま僕の東京という場所の世界観を今でも形作っている。

東京で働くようになった今も、ときおり思い出すシーンがある気がする。

今敏は、自身のブログで遺言を書いている。この言葉を、ぜひいろんな人に読んでほしい。強く生きようと僕は思った。

今敏さんの作品は、生涯繰り返し見続けると思います。心からご冥福をお祈りします。

夏の線

posted by OG on 2010.08.24, under 写真, 日記
24:

「お、見えたな」父が時計を見ながらつぶやいた。

住宅街の屋根の上にのしかかるようにしてそびえる入道雲に、くっきりと夕日が線を刻む。

その巨大建造物のような入道雲は、5年ぶりに里帰りした僕らの前に、少年時代に見た、あの夏の線を再現してみせたのだ。

「相変わらず、でかいな。しかも時間どおりだ」

僕たちの家があった山梨の片田舎の上空を見上げていた。ヒグラシの鳴き声を聴きながら。

みたいな話をいずれ書こうと思うが。

月夜のスローシャッター

posted by OG on 2010.08.24, under 写真, 日記
24:

どうも。オウジです。

ようやく故障していたmacも帰ってきて、すさまじいドタバタの仕事も終わって、普通の日常が帰ってきました。ご無沙汰してしまいました。

そんなわけで昨日の夜は、屋上でのんびりビール飲みながら音楽を聴いたりして過ごした。空には月。しかも昨日は満月だったんだな。前の満月はいつだっただろうかとふと思った。

横浜はよく海から風が吹いていて、雲が流れるのが速い夜が多い。速い雲の流れる月夜は、とても世界観があって美しい。また、昨日は薄い雲の中を、もやがかかったような雲が流れていて、光のにじみ方がきれいだった。

「photographerは、光を描く人、という意味があるんだ」

よく仕事をいっしょにやっているカメラマンの言葉を思い出した。なんでもphotoには光という意味があり、grapherには描く人という意味があるという。そうか、カリグラフィーとか言うもんなと話していたことを思い出した。その人は本当に光が好きで、屋久島とかに撮影に行っても、他の誰もが撮って喜ぶような島の樹々などには目もくれず、それよりも、公衆トイレに差し込こんだ一筋の光を撮影したりするような人だ。

光、か。とほろ酔い気分でカメラを月に向ける。三脚を立てて、流れる雲の世界観を、低い感度とスローなシャッターでカメラに落としてゆく。

100枚ほど切ってるうちに、ビールがなくなった。

スピーカーからはスーパーカーの「YUMEGIWA LAST BOY」、夏はいいんだよスーパーカー。

100の月がカメラに落ちた夜。

夏ももうすぐ終わるな。

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  • moribox

    兄・オウジが物書き、妹・サヤカが絵描きの兄妹のささやかな日常と、創作の日々を綴ります。

    モリオウジ
    カルチャー雑誌から、単行本までの企画・ライティング、編集も少し。やっぱり日本語が好きで、日本語で読んで書いて、というのが主な仕事と人生になる。得意分野は作っていない。面白いこと、というのはジャンルを越えてこそ伝えがいがあると思うから。ある時はグルメ、あるときはアート、あるときは音楽。好きなことは写真とったり散歩したり、料理したりとか。
    ミシマ社京阪神エルマガジン社KANZAN
    ヨコハマ経済新聞で記事を書いたり、お仕事をご一緒したり。

    モリサヤカ(森紗矢佳)
    絵描き。
    2010年 京都造形芸術大学 大学院修士課程修了。
    学内選抜賞・混沌賞受賞
    ART AWARD TOKYO 丸の内 2010 出展
    【今後の予定】 
    8.20-8.24 ART TAIPEI 2010 出展

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