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雪の尾頭峠と”平塚らいてう”
2019-03-08
カテゴリ:その他
塩原事件から半年後に朝日新聞に連載された夏目漱石「三四郎」のヒロイン、知的で美しく、自由奔放な”美禰子”は、らいてうだと言われている。
明はというと、女性文芸雑誌「青鞜」を刊行する。
「元始、女性は太陽であった」
というフレーズは、社会に強烈なインパクトを与え、女性解放運動や平和運動に取り組んでいく。
また、”新しい女性”は私生活でも発揮し、数々の武勇伝を残している。
ちなみに、「相手の女性よりも年下の恋人」をつばめと呼ぶのは、平塚らいてうの手紙に由来するらしい。
当時らいてうと付き合っていた5歳年下の青年画家奥村博史と親しくなり、青鞜のなかでさわぎになった時、
「静かな水鳥たちが仲良く遊んでいるところへ一羽のツバメが飛んできて平和を乱してしまった。若いツバメは池の平和のために飛び去っていく」
「静かな水鳥たちが仲良く遊んでいるところへ一羽のツバメが飛んできて平和を乱してしまった。若いツバメは池の平和のために飛び去っていく」
という手紙を出してらいてうの元を去ったと言う。
しかしらいてうが、
「燕なら春になると帰ってくるでしょう」
と返信し、再び共同生活を始め、最終的に結婚している。
3月8日は「国際女性デー」
世界各国の議会で女性議員の占める割合、日本は165位。
先進国の中でも最低水準である。
らいてうは、どんな思いで日本の政治を見ているのだろう。