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スタッフブログ

初夏の信州路へ②・・・縄文時代にタイムスリップ

2019-05-31
カテゴリ:その他
国宝 仮面の女神
八ヶ岳を中心とした中部高地が、昨年5月に日本遺産遺産に登録された。
 
星降る中部高地の縄文世界
—数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅─

長野のドライブの途中に、少しだけ縄文時代にタイムスリップしてみた。
水煙渦巻文土器
最初は、長野県 富士見町「井戸尻考古館」。
国重文の「始祖女神像(坂上遺跡の土偶)」をはじめ、縄文土器などが展示されている。
「始祖女神像」は、国宝「縄文のビーナス」や「仮面の女神」と並び、八ヶ岳山麓を代表する像で、中部日本に広がった同種の土偶の中で、その規範となる存在らしい。
(撮影禁止たったので、<http://userweb.alles.or.jp/fujimi/idojiri/sakaue/dogu.html>を参照してください)
また、曽利式土器は標式となり、火焔(型)土器と並び、縄文土器を代表する水煙渦巻文土器が有名だそうだ。
くるくるとカールして、一個家にほしくなる。
 
サークルストーン⁉
中央アルプスを望む
2番目に訪れたのは、茅野市「尖石縄文考古館」。
こちらでは、「縄文のビーナス」と「仮面の女神」、国宝の土偶2体保有している。
ほかにも、子供が入れるくらい大きい縄文土器や人の顔を模した土器など、面白い展示が色々ある。
土偶や土器などの製作も体験できるみたいで、機会があったら是非チャレンジしてみたい。

ところで、長野県茅野市から美ヶ原高原に続く、日本屈指のドライブコース「ビーナスライン」。
高原のワインディングロードは、アップダウンに富み、蓼科高原、霧ヶ峰、美ヶ原といった雄大な風景を味わえる、ドライブ好きにはたまらないコースである。
"ビーナスライン"の名称は、「縄文のビーナス」からではなく、沿道にある蓼科山の山容を女神に例えたことに由来するそうだ。
仮面の女神
仮面の女神
縄文のビーナス
縄文のビーナス
縄文土器 子供がはいれるくらいでかい
石棒
玉の小刀
3番目は「黒耀石体験ミュージアム」。
長野県の霧ヶ峰高原東北端に位置する、国史跡・星糞峠(ほしくそとうげ)黒曜石原産地遺跡の麓にある体験型博物館。
黒曜石は、旧石器・縄文時代から、人々の生活を支える石器の重要な原料で、この周辺は本州最大規模の黒耀石原産地だったそうである。

"ほしくそ"とは、ずいぶんインパクトの強いネーミングであるが、昔の人は、キラキラ耀る黒耀石を流れ星として空から降ってきた『星糞』と呼んでいたそうだ。

発掘調査屋資料等の展示のほか、石器づくりなどを実際に体験できる。
ミュージアムショップでは、手作りのナイフなども販売している。
もののけ姫の主人公"アシタカ"が村を離れるときに、村の娘"カヤ"が送った玉の小刀みたいで、思わず購入してしまった。
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