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スタッフブログ

「そうだ京都へ行こう」・・・ほろよい山崎編

2019-09-07
カテゴリ:その他
伏見稲荷後は、山崎に向かいました。
 
山崎の地は、昔から名水の里として知られ、茶聖と呼ばれる千利休も屋敷を構えていたと伝えられているそうです。
そして、寿屋(現サントリー)が、日本初のモルトウイスキー蒸留所として山崎蒸溜所が開設されました。
初代所長はNHK朝ドラ「マッサン」の主役、日本のウイスキーの父「竹鶴政孝」です。
 
以前に、山梨県の白州蒸留所や北海道のニッカウヰスキー余市蒸留所は何度か訪れたことがありましたが、山崎蒸留所は初めての訪問です。
(竹鶴は気候などがスコットランドに似ている北海道に蒸留所を建設したかったそうですが、大人の事情で京阪の交通の便が良く良い水のある山崎になったそうです。10年後サントリーを退社した竹鶴は、理想の地北海道でウイスキー作りを始めることとなります。)
山崎蒸留所
 
JR大山崎駅から徒歩10分、伏見稲荷でリタにのブロンドのお母さんの”こぎつねこんこん♬”で元気をもらったので少しだけ元気にサントリー山崎蒸溜所へ向かいます。
 
工場見学は事前予約が必要だそうなので、山崎蒸留所館の見学のみとなりました。
(ほんとはこちらも予約が必要ですと言われました。)
内部は、寿屋時代からのサントリーの歴史の展示や、多彩なウイスキーの原酒が並ぶエリアは圧巻です。
 
有料のテイスティングコーナーもあり、ここでしか味わえないお酒が色々あります。
3種の樽の飲み比べセットを選び試飲しました。
原酒は同じなのに樽の種類によってそれぞれ個性的で、味も香りも全然違い、思わず長居してしまいそうです。
 
山崎は、来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀が豊臣秀吉と戦った”天王山の戦い”の舞台です。
(今は”山崎の戦い”と呼ぶことが多いようです。)
「天王山」、「三日天下」、「洞ヶ峠(ほらがとうげ)」などの言葉は、この戦いが由来となっているそうです。
 
また、山崎には離宮八幡宮という荏胡麻油発祥地神社があって、「大山崎油座」の制度で荏胡麻油の販売権を独占して栄えていました。
戦国時代の武将「斎藤道三」は、松波庄五郎と名乗っていたころ、京の油問屋の奈良屋又兵衛の娘をめとり油商人となり山崎屋を称したそうです。
道三の妻「小見の方」の甥は「明智光秀」、道三の娘「帰蝶(濃姫)」は”織田信長”の正室です。
後に光秀は、本能寺で信長を倒すことになります。
山崎という地には、いろんな歴史がありますね。
 
ちなみに、今回の旅のお供は司馬遼太郎の「国盗り物語」でした。
久しぶりに読み返しましたが、やっぱりおもしろかったです。
おすすめです。
離宮八幡宮の看板
国盗り物語
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